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福助 [介護福祉]

240PX-~1.JPG呉服屋さんとか足袋でみかけたことがある方いらっしゃると思いますが、福助さん

私はこちらのロゴマーク、単にデフォルメされただけの絵(東洲斎写楽の浮世絵のような極端に大きな顔と小さな手のような)と思っていましたが、この人物は実在されていたそうです。

頭が異常に大きな状態を大頭症といい、水頭症、先端巨大症、変形性骨炎でみられ、「福助頭」と呼ばれる水頭症は、脳室内に髄液が大量に貯留して脳室が拡張し、さらに頭蓋骨縫合が離開して頭蓋骨が拡大した状態、頭の大きさは普通であるので、頭が異様に大きく、目がくぼんで見えて下を向く症状。

またWikipediaから

元々は、文化元年頃から江戸で流行した福の神の人形叶福助。願いを叶えるとして茶屋や遊女屋などで祀られた。叶福助のモデルとなった人物も実在したと言われている。松浦清の『甲子夜話』にも登場する。当時の浮世絵にも叶福助の有掛絵が描かれ、そこには「ふ」のつく縁起物と共に「睦まじう夫婦仲よく見る品は不老富貴に叶う福助」と書かれている。

一説に、享和2年8月に長寿で死去した摂津国西成郡安部里の佐太郎がモデルである。もともと身長2足らずの大頭の身体障害者であったが、近所の笑いものになることをうれい、他行をこころざし東海道を下る途中、小田原香具師にさそわれ、生活の途を得て、鎌倉雪の下で見せ物にでたところ、評判がよく、江戸両国の見せ物にだされた。江戸でも大評判で、不具助をもじった福助の名前を佐太郎に命じたところ、名前が福々しくて縁起がよいと見物は盛況であった。見物人のなかに旗本某の子がいて、両親に遊び相手に福助をとせがんで、旗本某は金30で香具師から譲り受け、召し抱えた。それから旗本の家は幸運つづきであるのでおおいに寵愛され、旗本の世話で女中の「りさ」と結婚し、永井町で深草焼をはじめ、自分の容姿に模した像をこしらえ売りにだした。その人形が、福助の死後、流行した、という。とあります。

 

障害者福祉論(大宮のスクーリング)と本日の臨床医学総論で最近2回も登場の福助君でした。昔は障害を持つ人が特別な能力を持つ人として畏敬されたこともあったようです。


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hayama55

福助マーク、昔はよく見かけましたが最近は
見かけませんね。
足袋自体の需要がなくなったというのもあるでしょうけど。
by hayama55 (2010-07-29 08:12) 

upa

>hayama55様
福助マーク、若い子は誰も知りませんでした。確かに最近見かけませんね。
by upa (2010-07-29 21:01) 

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